ストイックなシェフに惚れる ジビエと野菜のレストランカワサキ
静岡市のシンボル、ゴロンゴロンのそばにあるお洒落なビル
ストイックなシェフらしく看板もシンプル。
テーブルに骨が飾られたりお皿には皮が…ここのジビエはシェフみずから猟をして確保してます。
以前から気になっていた雉を食べたいと伝えたら、おまかせで1万円のコースで出せると。奮発しました。
カード立ても骨。メニューも簡潔。
こだわり農園の人参ジュース。
実物はほのかにピンクで美しい自家製フルーツ酢の炭酸割り。
とうもろこしのポタージュ。
濃厚でいて後味すっきり。
器もこだわってますが、最初は骨かと思いました。
5年物自家製生ハム。
自然生活ができるのではないかと思うくらい何でも出来るのですね。
本州鹿のパテ。
独特な香りでも臭みはなくペロリと平らげました。
相変わらず野菜の盛り付けも美しく美味しい。
このパンも好きなんです。
外はガリッ、中はもっちり強い弾力。
パンからして硬派です。
花ズッキーニの中にホタテと確か山芋かな。
野草を美しく飾り見ていると癒されます。
薄い花の中にホタテのしんじょうのようなパテを入れて揚げてあり繊細で驚きました。
野菜。
シンプルに蒸した一品。
シンプルだからこそ品質と技術にごまかしが効かない。
器と盛り付け、見た目で楽しみ美味しくいただく。
あいなめ。
一皿ずつ器と盛り付けで楽しませてもらいます。
ほんと繊細な仕事。
アイナメはそのままでも旨味が充分ありホロっとした食感で楽しめます。
下のソースを絡めると濃厚な美味しさ、それでいてくどくない。
お目当ての雉です。
最初小さい部位をいただくと柔らかい。刺身のようだと思い大きな部位にナイフを入れると、弾力があり中々切れない。
他の肉にはない風味と強さ、かといって臭みはなく洗練しています。
濃厚ソースと相乗効果で旨味にあふれます。
黒米のアイス。
コメの味が何とも優しい。
酒粕はプリン仕立てで上にかかっているシャーベットはハイビスカス。
組み合わせに感嘆ながら味わいます。
ドリンクにはなんとココアもあり、アイス・ホット対応できるとは。
以前ホットコーヒーを頼み砂糖・ミルクなしのビターなコーヒーが出たのでわくわくしましたが、ココアには砂糖が入っていました。
どの皿にも猟で命のやり取りをして魂がこもっているような力を感じました。他にも食べてみたいものがあり興味が尽きません。
ごちそうさまでした(*^_^*)